大分県では、平成 7 年1月に「おおいた産業活力 創造戦略」を策定し、高度加工組立型産業の集積や地 域資源を活用した産業の育成などを図ることとしまし た。特に前者については、県内や近隣地域に立地が進 む大手企業の事業拡大のメリットを県内地場企業に波 及させることを目指して、LSIクラスター形成推進 会議の発足や自動車関連産業振興プログラムの策定な どの施策を進めています。このような状況を受けて、 今回産業科学技術センターでは、センターの基本理念 を改めて明確にするとともに中期業務計画を改訂いた しました。
基本理念はセンターの使命と運営の基本方針を示す もので、県内中小企業のための「あなたの会社の研究 室」として企業の技術課題を解決することを目指しま す。そのため、技術支援業務と研究開発業務を車の両 輪と位置づけ、技術支援については技術相談や試験分 析等に積極的に取り組み、研究開発については企業ニー ズに基づく研究に特化するとともにその事業化までを 支援することを掲げました。
この基本理念に基づいた具体的な運営の指針となる 中期業務計画については、平成 5 年度に制定したこ れまでの中期業務計画で掲げた「あなたの会社の研究 室」の精神を継承しながら、大きく3点を改訂しました。 その第1は、中期計画全体が「おおいた産業活力創 造戦略」を実現するための計画であることを掲げると ともに、研究開発においては企業との共同研究を原則 とするなど、技術の実用化を目指すことを明確にしま した。
また第2は、センターをご利用いただく方にとって わかりやすいフラットな組織とし、かつ業務の効率化 を図るため、専門分野別の担当制としました。これに
より大分市高江のセンターでは、センター全体の対外 窓口となる技術支援担当と各専門分野別の6担当とに 再編しました。これに加えて従来どおり、日田の産業 工芸試験所と別府の竹工芸・訓練支援センター研究指 導課が、連携を取って皆様のニーズに応えて行く体制 となります。
さらに第3は、センターがその役割を十分に果たし ているかを評価し運営に助言をして頂くための、機関 評価制度を新たに導入したことです。これについては、 単に研究開発テーマが妥当で十分な成果が上がってい るかどうかだけではなく、技術支援業務も含めて、真 に県内中小企業の役に立つ組織として機能しているか を、外部委員の方に評価し助言をしていただくもので、 その結果はホームページなどで公開することにしまし た。
産業科学技術センターは、この新しい中期業務計画 に基づいて、( 財 ) 大分県産業創造機構、( 国 ) 大分大 学や県立工科短期大学校、( 独 ) 産業技術総合研究所、 他県公設試験研究機関などと連携をとりながら、県内 中小企業のニーズに応える技術支援機関として活動し てまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
センター長 石い し い井 格いたる([email protected])
基 本 理 念 と 中 期 業 務 計 画 を 改 訂
基本理念と中期業務計画を改訂 1
成果紹介 2
事業報告 4-5
別府竹細工の技術ブランディングと海外進出の展望 大分県グッドデザイン開発事業・新商品開発プロジェクト報告 研究成果発表会の開催
組織変更について 6
平成8年度事業・業務の概要 7
平成7年度業務実績 7
ニュース 8
人事異動のお知らせ 平成7年度導入機器の紹介 「混練性・押出性評価試験装置」
「レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置」
大分県産業科学技術センターニュース
大分県産業科学技術センターニュース
Oita Industria Research Institute http://www.oita-ri.go.jp/
大分県産業科学技術センターニュース No.37
成 果 紹 介
プラスチック射出成形加工を行っている株式会社大 川金型設計事務所(速見郡日出町)の生産管理システ ムの開発を支援しました。
株式会社大川金型設計事務所では、IC 製造に関連す る各種プラスチック製品を生産しています。今回取り 上げたのは、中でも多品種で生産数が多く納期も厳し い IC 用チップトレー(図 参照;5 種類、日産約 0,000 個、射出成型機8台)の生産管理です。 『納期精度の向上』を目的とした「作業実績収集シ ステム」を企業開発担当者3名が中心となり、当産業 科学技術センターが全面的にサポートすることで取り 組みました。また、独立行政法人産業技術総合研究所 (旧)ものづくり先端技術研究センター(以降、産総研 ものづくりセンターと称す)がアドバイザーを務めま した。
生産管理システムのアプリケーション開発には、中 小企業向けに開発されたプログラム開発ソフト「MZ プラットフォーム※」(産総研ものづくりセンター開発)
を使用しました。
システム開発は、図2に示す工程で行いました。『納 期精度の向上』を達成でき、かつ、作業の効率化や作 業ミス発生率の低減を図れる実用的なシステム仕様構 築のための業務分析に、開発開始から約6ヶ月間を費 やしました。実作業とシステム処理が適切にマッチす るように作業工程を実作業とQC 工程表により入念に分 析し、システム処理とリンクした新たな工程管理表を
作成しました。作成した工程管理表に従うシステム操 作を誘導する PC 操作画面、PC 操作やハードウェア操 作によるシステム処理、システム処理におけるデータ ベース連携などアプリケーションプログラムに関する ソフト版システム仕様とシステムに必要な全てのハー ドウェアとその構成を記載したハード版システム仕様 の2つのシステム仕様書を作成しました。これらの作 成作業には、当産業科学技術センターが加わり、システ
生産管理システムの開発支援
− MZ プラットフォームによる工程管理システムの開発−
図1 IC 用チップトレーサンプル写真
図2 生産管理システム開発工程
ム操作性、実処理とシステム処理との整合性、システ ムに必要なアプリケーションやデータベースについて 十分に検討を行いました。
作成したハード版システム仕様書に基づきハード ウェアの導入を進め、ソフト版システム仕様書に基づ き MZ プラットフォームで、システム仕様書どおりに 動作する6つの処理アプリケーションを約2ヶ月間で 開発しました。図3に開発した6つのアプリケーショ ンプログラムの操作・表示画面(例)を示します。こ れらのプログラムは、作業場に配置された PC にイン ストールされます。
MZプラットフォームには、ユーザーインターフェー ス画面やデータベースとの連携など管理システムには 欠かせない処理のコンポーネントが用意されており、 その設定も容易にでき簡単にプログラム開発できまし た。
図4に開発した生産管理システムの導入前後の生産 体制を示します。従来、管理セクションと製造セクショ ンとはホワイトボードや報告書(紙面)による情報伝
達体制であったため両セクション間の情報の伝達は半 日程度の遅れを生じていました。一方、開発した生産 管理システム「作業実績収集システム」では、全ての 生産(数量)情報をデジタル化し、情報伝達をオンラ イン化することで各作業工程での生産情報が逐一シス テム上で集計され常に最新の情報が保たれます。 「作業実績収集システム」は、開発開始から約8ヶ月 間で試運用レベルに達しました。試運用評価ではリア ルタイムな生産(数量)状況の把握や機械稼働状態(= 生産能率)の把握が可能になり、生産見越し数の精度 の向上や無駄のない生産計画の立案などの効果が期待 でき『納期精度の向上』の達成が見込まれます。 今回実施した生産管理システムの開発においては、 システムの動作や処理を具体的かつ詳細にまとめたシ ステム仕様書が不可欠でした。このシステム仕様書と MZプラットフォームが相俟って2ヶ月程度で試運用 レベルのプログラム開発を実現できました。
(機械・金属担当 城門由人 [email protected]) 図4 生産体制の新旧比較
※1 「MZ プラットフォーム」は、図5のプログラム画面の ようにプログラムコードを使用しないプログラム開発ソフ トであり、マウス操作でプログラムを作成します。機能単 位のコンポーネントをアプリケーションの動作順に連結し て一連のアプリケーションプログラムを作成します。コン ポーネントには、画面表示やボタン処理など基本的な動作 処理のほか、データベースアクセスなど生産管理向けのコ ンポーネントが豊富に揃っているためプログラム経験の少 ない(無い)方でも生産管理システム等のプログラム開発 を容易に行うことができます。ただし、プログラミングの 基本的な知識は必要です。
MZ プラットフォームは、プログラミング言語 JAVA を ベースに開発されており、MZ プラットフォームで作成し たアプリケーションプログラムは JAVA によるものと同等 です。
MZ プラットフォームは、年間使用料 ,000 円(/ 企業) で複数のライセンス取得ができます。
大分県産業科学技術センターニュース No.37
事 業 報 告
今年の2月7日〜 日、ジェトロ大分と協力して 別府竹製品協同組合『海外展開研究会』(代表:毛利達 男)が行なう欧州 3 カ国(伊:ミラノ、仏:パリ、独: フランクフルト)のインテリア・消費財市場の視察に 同行し調査を行ないました。この視察調査は、欧州で はまだ馴染みの薄い「竹」という素材と別府竹製品の 技術力が、欧州のインテリア・消費財市場においてど の様な切り口での展開の可能性を秘めているかを検証 するため、現地協力者のサポートのもとコーディネー トしたものです。欧州における国際見本市の基礎情報 を収集し、現地の視察対象との橋渡しとして、大分県 出身でミラノ在住のファッションデザイナー村山裕子 氏の協力を得てスケジュールを吟味しました。
視察では工業デザイナーやセレクトショップのバイ ヤーと面談して「竹」という素材と別府竹製品の技 術力の需要開拓を試み、これらに興味を示すクリエー ターとの共同開発等の機会が充分あることが分かりま した。また、ドイツの消費財見本市「フランクフルト・ メッセ・アンビエンテ」では国際ビジネス展開を図る 日本の他の地域産業の出展先進事例を見て、別府竹製 品の地域的伝統的な特徴を活かした付加価値の高い技 術ブランディングの方向性を探ることが出来ました。 そして最も今後が期待される成果は現地でのギャラリー やスペース等の調査で、展示条件やプロモーションの方 法について重要な足がかりを得る事が出来ました。 特にミラノの画廊やアート系ギャラリーでの展示プ ロモーションは、現地のインテリア・消費財産等の対 ビジネス市場に対して強力なアピールになります。欧 州では普及していない「竹」を「新しい素材」として、 活用と技術応用に興味を示すデザイナーも多く、効果 的なプロモーションをすれば、異分野のクリエーター
との共同開発につなげる ことが出来ます。
このように欧州インテ リ ア・ 消 費 財 市 場 に は、 「竹」という素材と別府竹
製品の技術力に対する多 層的なニーズの発見があ り、産業全体としてもま た個々の技術者としても、 様々な可能性を持つこと が分かりました。視察以 後、具体的な商品開発プ
ランの第一弾として、ミラノ在住日本人バッグデザイ ナーの林ヒロ子氏からアプローチがあり、竹素材を用 いたミックスドメディアなバッグの開発がスタートし ています。
現在、研究会ではミラノのギャラリーにおける展示 プロモーションを目標に、発表に向けての商品選定と 新商品開発に取り組んでおります。また、竹工芸・訓 練支援センター研究指導課では、研究会の動きに連動 して異分野産業等の対ビジネス需要の開拓を狙った技 術ブランドプロモーションとして「竹」という素材と 別府竹製品の技術力の情報発信の手法を研究していま す。研究会の技術ブランド化の取組みにおいては、外 に向けた情報発信のアクションが欠かせません。そこ で、地域ブランディング等に関わるシンポジウムや講 演など、機会があれば参加して今回の視察成果等を 説明しますので、ぜひ別府竹製品『海外展開研究会』 にも声をお掛け願います(研究会メールアドレス: [email protected])。
(竹工芸センター 濱名直美 [email protected])
別府竹細工の技術ブランディングと海外進出の展望
別府竹製品『海外展開研究会』の欧州インテリア・消費財市場調査より
村山氏を介した現地デザイナーとの意見交換の様子(ミラノ)
海外展開研究会サイト http://bamboo-beppu.jp
当センターが平成 0 年度より取り組んでおります標 記事業では、県内のものづくりに取り組む企業の皆さ んに「デザイン」を商品開発の初期段階から活用して もらうことを目的としています。
この事業における「デザイン」とは、単に商品の外見 に関わる色や形づくりだけではなく、自社の技術シー ズの把握や消費者ニーズの調査・分析等の作業を積み 上げ、売れる商品を市場に送り出すまでの総合的な取 り組みを意味しています。具体的には、商品開発に長 年携わっている県内外のデザイナーやマーケティング コンサルタントといった専門家がアドバイザーとして、 企業内に組織した商品開発プロジェクトに参画し、商 品企画等以下①〜⑤の作業を段階的に行っていきます。
①企業の経営環境の整理と業界動向の把握 ②現行商品分析による開発必然性の確認 ③商品企画の立案と選定
④商品企画の試作による確認(必要があればリデザイン) ⑤生産体制の確認と市場導入の検討
平成 7 年度は、公募に申請のあった0 社から選ばれ た4社に対して県内外の商品開発の専門家を派遣して、 以下の4つの開発テーマに取り組み、市場導入を前提 とした試作品の完成まで行う事ができました。今後は、 各企業が経営資源として身につけた「デザイン」を活 用して試作品の商品化を目指すことになります。また、 商品の企画段階において数多くのアイデアもストック され、自社の今後の開発に役立てられます。
当センタ−の産業デザイン担当者は、当該事業を中 心に、商品の企画や市場導入に関する県内企業の相談 や支援を行っておりますので、お問い合わせ下さい。
(産業デザイン担当 佐藤幸志郎 [email protected])
大分県グッドデザイン開発事業・新商品開発プロジェクト報告
事業 報告
大分県の竹工芸産業全般を支援する竹工芸・訓練支援センター研 究指導課において、3 月 日(金)に研究発表会が開催されました。 県内外から報道陣を含め 55 名を超える方々が参加され、研究発表 に耳を傾けた他、開発試作品や中堅技術者養成指導の課題作品等を 見ていただきました。その後、熱心な質疑応答が行われ、竹工芸・ 訓練支援センターに対する大きな期待が感じられました。
(竹工芸・訓練支援センター 坂本 晃 [email protected])
竹工芸・訓練支援センター研究発表会
事業 報告
日田産業工芸試験所は、平成 8 年3月 日(水)に成果発表会 を開催しました。
この発表会は、平成 7 年度に実施した研究内容を広く県内関係 企業等に対して公表し、今後の企業活動に役立ててもらうとともに、 当センターの研究や技術支援業務をよりスピーディに技術移転に近 づけることを目的に、毎年、開催しています。当日は、(協)日田家 具工業会の小埜理事長をはじめ、木製品製造業の技術担当者を中心 に、関係行政機関の担当者など 53 名のご参加をいただきました。
(日田産業工芸試験所 小谷公人 [email protected])
日田産業工芸試験所 成果発表会
事業 報告
<平成 7 年度開発テーマ(4件)>
・木製曲線集成材の家具の開発(足立木材工業株式会社) ・マンションライフを快適に演出する竹の空間用品の開発
(株式会社三美)
・コンパクト型竹製温泉冷却装置の開発研究 (株式会社ユーネット)
大分県産業科学技術センターニュース No.37
組織変更について:担当制への移行
平成 年3月に「行財政改革プラン」が策定され、 また、平成 7 年3月に提出された包括外部監査結果 報告等に基づき、技術支援と研究開発を主体とした業 務を積極的に推進するために当センターは組織の再編 を行いました。
従来の部の名称及び組織の単位を見直し、試験研究 機関として研究・技術支援業務を効率良く推進できる よう、より一層の事務の簡略化を図るとともに、利用 者に、より業務内容が分かりやすい名称及び効率的に 業務を執行できる組織単位に変更しました。
これにより命令系統が簡素で明確になり、研究成果 の県内企業への移転等がよりスピーディに的確に行え る体制が整いました。
・組織のフラット化のため、組織再編を行うとともに、 名称を変更しました。
・「研究対象分野」を改め「専門技術分野」による担当 制を採用しました。
・竹工芸・訓練支援センター研究指導課とは従来どおり 連携しながら、皆様の要望にお応えしていきます。 (企画管理担当 高橋 修 [email protected])
センター長 石 井 格 次 長 佐 藤 正 浣
氏 名 職 名
後 藤 文 治 池 豊 柳 明 洋 江 田 榢 造 公 男 佐 藤 中 原 恵 藤 淈 田 楾 椸 正 侱 子 俨 田 正 江 藤 堀 元 山 本 展 水 江 子 佐 野 一 成 佐 藤 裕 一 石 井 信 豊 田 修 身 大 野 榢 綁 小 谷 公 人 大 内 成 山 本 幸 紩 宮 佹 部 純 坂 本 晃 浣 濱 名 直 美
世 良 通 利 野 田 紕 掛 主 研究員(総括)
主倩研究員 主倩研究員 主倩研究員
参事 専門研究員(総括) 主 研究員
主 研究員 主倩研究員 主 研究員(総括) 主 研究員 主 研究員 主倩研究員 主倩研究員 主倩研究員 主倩研究員 研究員 研究員 研究員 所 長 主 研究員 主 研究員 主倩研究員 主倩研究員 主倩研究員 課 長 主 研究員 主 研究員 主倩研究員 主倩研究員
事務 長 事務 次長 研究員 課長補佐(総括)
主 研究員 測主 測主 主倩研究員 技 事務補佐 業務技
参事 専門研究員(総括) 主 研究員
測主
主 研究員(総括) 主 研究員 主 研究員 主倩研究員 主倩研究員 主倩研究員 主倩研究員 主 研究員(総括) 主倩研究員 主倩研究員
参事 専門研究員(総括) 主 研究員
主 研究員 主倩研究員 主倩研究員 主倩研究員 主倩研究員 研究員 研究員
高 橋 修 二 宮 信 治 本 恵美 本 谷 口 椺 棸 佐 野 佸 生 緸 子 坂 学 佐 藤 佸 野 一 佐 藤 紩 小田原 幸 生 本 喜 小 浻 池 田 佸 後 藤 緭 幸 平 楒 佐 藤 幸志郎 俓 一郎 一 楉 高 大 裕 白 石 元 水 江 重 緭 済 高 橋 線 城 門 由 人 田 正
担 当 名 担 当 名 職 名 氏 名
企 画 管 理
工 業 化 学
地 域 資 源
食 品 産 業 (食品産業研究所)
竹工芸・訓練試験センター (研究指導課)
LSIクラスター事務 日田産業工芸試験所 技 術 支 援
電 子・情 報
機 械・金 属 産 業 デ ザ イ ン
企画管理担当 企画管理部
技術支援担当 技術支援部
電子・情報担当 情報産業部
産業デザイン担当 生産技術部
機械・金属担当 材料科学部
工業化学担当 食品産業部
地域資源担当 日田産業工芸試験所
(食品産業研究所) 食品科学担当 日田産業工芸試験所 竹工芸・訓練支援センター (研究指導課) 竹工芸・訓練支援センター
(研究指導課)
(再編前)
組織図
(再編後)平 成 8 年 度 事 業 ・ 業 務 の 概 要
●技 術 支 援
1.技術相談
電話・来所・現地訪問による技術相談に対応します。 2.設備・機器の貸付:( 有料 )
当センターの設備・機器の貸付を行います。 3.依頼試験・加工試作:( 有料 )
企業等からの依頼による試験、分析、加工試作を行い ます。
4. 企業訪問
企業ニーズの把握、当センター広報のため、毎年 500 社程度の企業訪問を実施していますので、ご協力をお願 いします。
5.企業技術研修
法令や工業規格の改正に伴う講習会、社会情勢の変化 に対応する研修、企業ニーズに対応した研修を実施しま す。
●研 究 開 発
1.企業ニーズ対応型研究事業
緊急的技術課題を公募し、当センターと企業が共同で 概ね3ヶ月〜6ヶ月程度で集中して課題の解決や見極め を行います。
2.提案型技術開発受託研究事業
()難燃性マグネシウム合金の高機能化組織制御と鉄道
車両用部材の開発
()圧密処理を施した竹製接合具の開発
(3)流出油回収処理材の微生物分解処理技術実用化に関 する調査研究
3. 県内公設試による農工連携共同研究
()次世代型のセンシング技術を用いた家畜生体情報の 監視システムの開発
()杉皮の利用促進のための加工並びに利用技術開発 (3)大分方式乾燥材を活用した木材加工製品の開発 4. 森林環境保全・木材等新用途研究開発事業 ・丸竹材通直整形システム開発
●技術振興等関連業務
1.デザイン活用新商品開発支援事業(5ページ参照) 2.産学官の交流
産学官交流グループに積極的に参加、支援します。 3.広報・啓発活動
()大分県産業科学技術センターニュースの発行(年4回) ()科学技術フェアの開催( 月3日;文化の日) (3)展示ホール活用による県内企業の技術や製品の紹介 ()産業科学技術センター・ホームページによる情報発信
(URL;http://www.oita-ri.go.jp)
(企画管理担当 二宮信治 [email protected])
生産技術部 情報産業部
目 単位 材料科学部 食品産業部 日田産工試 竹センター 研究指導課 技術支援部 企画管理部 合計 社
件 件 件数
目 件 時間
日 人 件 件 件 点 件 件 件 件 件 件 件 回 回 人 回 人 回 回
件 人 人 会数
回 件 人 回 点 件 回 人 件 人 件 人 件 人
9 377 59 9 5 5 9 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 5 5 3 0 0 5 5 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 7 80 0 0 0 0 0 0 0 0 0 57 3 58 3 7 57 888 3 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 9 0 5 0 8 0 0 50 ,898 ,38 ,080 3,730 ,0 ,8 87 83 3 3 3 7 5 58 3 3 985 88 9 3 7 78 3 8 ,05 37 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 企業訪問
技術相談 技術指導 依頼試験
設備利用
技術者・研究者の養成 特別研究 経常研究
調査研究・その他の研究 試作開発・製品開発 出 願
侙 緪 実施許 緫文侳 その他侳 学会口俓発表 その他口俓発表 員研究員
農工連携連絜会議
産学官交流会等活動 技術情報 発行 研究成果発表会 報告書等発行 講習会・研修会の開催 科学技術フェア(来場者数) 研究会活動
報道取材等対応 視察・見学対応
展示会出展 他機関への事業協力 その他の会議等活動
講 派遣
査委員派遣
外部委員等派遣
83 9 9 0 0 3 39 7 0 9 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 8 70 0 0 0 3 0 0 0 0 0 技
術 支 援 業 務
研 究 開 発 業 務
関 連 業 務
研 究 テ マ
特 許 等 研 究 発 表
研 究 員 の 派 遣
0 59 8 ,79 358 33 0 0 0 0 0 0 0 0 3 5 0 0 0 3 0 503 0 0 0 0 0 0 3 7 7 8 9 59 355 53 ,8 ,0 3 5 3 0 0 0 5 0 0 0 0 3 3 0 0 3 0 377 7 7 373 ,00 53 3 8 0 0 0 0 0 0 70 0 5 30 5 8 3 3 77 90 3 3
大分県産業科学技術センターニュース No.37
ニ ュ ー ス
技術情報おおいた 大分県産業科学技術センター ニュース No.37 発行 平成8年6月1日 870 7 大分県大分市高江楑1 目3 0
大分県産業科学技術センター 技術支援担当 e .097 59 70 -mai :tech-ad oita-ri.go.jp 紙配合率7 再生紙を使用しています
H8 年4月に機械・金属担当に 配属された白石 元(しらいしは じめ)と申します。大学の機械工 学科を卒業後、2つの企業で 年間、新製品開発や研究を行った後、 3月まで大分県立工科短期大学校 で教鞭をとっておりました。企業では、最初に油圧機 器の開発、主に油圧サーボ弁(飛行機の自動操縦装置 などに使用されています)のハード部、およびその電 子制御部の開発を担当しました。その後、空調用配管 の自動加工工場の開発、微生物を用いた排水処理装置 の制御、消防用防災機器の開発など様々な分野の開発
を経験し、これらの研究・開発を通じて人工知能に関 する技術も製品に取り入れてきました。短大では制御 工学に関する科目を主に担当し、将来を担う若者たち を育てる醍醐味と喜びを味わうことができました。短 大の時には、地元企業の方々に大変お世話になり、共 同研究をさせていただく機会にも恵まれました。これ からは、今まで以上に企業の方々と仕事ができること を楽しみにしております。
技術屋は 「 自分の係わった製品を世の中に出して、 なんぼのもの 」 と思っております。今後ともご指導の ほど、どうぞよろしくお願いいたします。
(機械・金属担当 白石 元 [email protected])
工科短大から参りました白石と申します
日本自転車振興会の補助事業により、混練性・押出 性評価試験装置を導入しました。本装置は、プラスチッ クに顔料や充填剤などの改質剤を混練している時の試 料温度や混練ブレードにかかる回転力 ( トルク ) を計測 することにより試料中の改質剤の分散状態等が把握で きる装置です。
また、押出アタッチメントの接続により押出法によ
る試験が可能です。この押出操作時の試料温度や圧力 及びトルクを測定することにより、実際の生産のため の情報を得ることが出来ます。
(工業化学担当 柳 明洋 [email protected])
混練性・押出性評価試験装置
粉粒体・エマルジョンの粒度分布の測定器、セラミッ クスや化学製品、工業原料、薬品、加工食品などの研 究開発に係わる測定ニーズに対応するのはもちろんの こと、ISO-9000 や医薬品安全性試験及び製造基準の GLP,GMP といった品質管理面のニーズにも対応。
( 工業化学担当 池辺 豊 [email protected])
レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置
メーカー ( 株 ) 堀場製作所
仕 様 測定粒径範囲 0 nm 〜 3 mm(湿式測定) 00nm 〜 3 mm(乾式測定) 使用分散媒 水・メタノール・エタノール (他の溶剤使用も可能ですが、対応に若干の日数が必要)
メーカー ( 株 ) 東洋精機製作所
仕 様 本 体 最大トルク 000N ・ m 回転数 0. 〜 00 r/min ローラミキサ 0cc